腫瘍は、細胞が自分勝手に増殖する病変のことで、傷などと違い、時間の経過や内服薬、塗り薬などで治って消えるものではありません。
腫瘍には大きく分けて良性のものと悪性(癌や肉腫)のものがあり、その違いは簡単にいうと、生命に影響を与えるかということです。
経過や性状により詳しい検査を行ったり、手術での切除を行うことや長期的に経過観察が必要な場合もあります。
当院では、腫の種類に関わらず、顕微鏡検査(病理検査)を行い、正確な診断を行った上で、適切な処置
を行います。大掛かりな手術や放射線療法等が必要となる悪性腫瘍に関しては、速やかに大学病院など適切な医療機関をご紹介します。
嚢胞とは、液状成分を含んだ袋のことをいいます。
顎の骨の中や、口の粘膜の中にできた嚢胞は、腫瘍と同様に、自然に消えてなくなるものではなく、手術で取るか解放して治りを待つしかありません。
局所麻酔で手術のできるものから、全身麻酔でなければできないものまで、場所や大きさによって差があります。
また、種類により再発率が高いなどの性状を持つものがあり、術後に定期診察が必要となる場合があります。
当院では、腫瘍と同様に、顕微鏡検査(病理検査)を行い、正確な診断を行った上で、適切な処置を行います。
全身麻酔などが必要の場合、適切な医療機関等と連携し、治療にあたります。