医療法人 山本歯科口腔外科医院
(いりょうほうじん やまもとしかこうくうげかいいん)
〒604-8035
京都市中京区新京極通六角下る東入桜之町446
|
地下鉄東西線京都市役所前駅より 徒歩6分
京阪電鉄三条駅より徒歩7分
阪急電鉄河原町駅から徒歩6分
|
ホーム >>
診療内容 >>
骨粗鬆症の薬を投与されている方の口腔内管理、抜歯などの外科的処置
骨粗鬆症の薬を投与されている方の口腔内管理、抜歯などの外科的処置について
骨粗鬆症に用いるボナロン、フォサマック、ベネット、アクトネル、プラリア、フォルテオ、イベニティといった内服薬や注射薬、癌によるカルシウムの上昇や骨の転移の治療に用いるゾメタといった製剤ですが、顎の骨の露出や顎の骨の壊死の合併症を発症した症例が報告され、最近話題になっています。しかし、学術的研究がまだ少ないため、明確な治療法が確立されていません。
近年、わが国でも急速にその報告例が増えてきています。これらの製剤は骨の中に留まる時間が長く、摂取を始めてしまうと、少しばかり中止したからといって危険を回避できるわけではありません。骨の壊死や骨髄炎をすでに起こしている場合の治療と、抜歯などの小手術によってこれらを引き起こさないような予防的配慮が必要になります。ただし、誰もが発症するわけではなく、発症する方がまれですので、極端に恐れる必要はありません。
治療および予防に関しては、専門的医療が必要になりますが、少しでも骨の壊死など発症の危険性を低くするためには、全身状態を良好に保つと同時に、定期的に口の中をチェックし、衛生状態を良好に保つことが必要となります。また状態の悪い歯は早めに抜歯するなど、口腔内の適切な診断管理が必要となります。
当院では、症例により処方されている主治医の先生および大学病院の口腔外科と緊密に連携し、治療にあたります。